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20100625_茨木家中出張番屋修復工事竣工式

JUGEMテーマ:観光まちづくり
  01_genchuuisetsu.jpg
 平成22年6月25日朝、前夜までの雨が嘘のような抜けるような雲ひとつない快晴。
 温度もぐんぐん上昇、道東方面は30℃を超える予想らしい。
 昨年3月末、建設業と地域の元気回復助成事業の公募から一年半の月日が過ぎて、いよいよ本日、祝津恵美須神社祭の初日にあわせ、催茨木家中出張番屋修復工事の竣工式典が開催される。

 竣工式に間に合うようにと北電さんもNTTさんも茨木家中出張番屋両サイドにある電柱移設工事を早朝から懸命に行ってくれて。

02_shukoushiki_mae.jpg
 茨木家中出張番屋は完全に修復された。
 耐火材を施された茨木家中出張番屋南側壁面が朝日をあびて。
 ニシン街道標柱も鰊最盛期の錨をオブジェにして準備万端。

03_koyakumi.jpg
 茨木家中出張番屋内部の屋根裏の小屋根木組み空間も、いつになく誇らしげに見えて。

04_fusuma.jpg
 もっとも傷みのひどかった、番頭格が居住したと推測される住居部分もご覧の通り。
 渋い紫と鶯色の襖、障子建具も当時のものを修復されて、それが新建材とは全く違った趣を醸し出してます。

05_shunkoushiki_saidan.jpg
 神棚のしめ縄も恵美須神社様式に取り替えられて、神社の新しいお札を備えました。
 宮司さんに祭壇を用意していただいてこちらも準備万端整いまして。

06_folum_kaijo.jpg
 本日の茨木家中出張番屋竣工式典の第一企画、茨木家中出張番屋修復工事顛末記と題するフォーラムの準備も完了。
 壮大な小屋組空間の下だと80席ある椅子席も小さく見えてしまいます。
 祝津・たなげ会としりべしツーリズムサポートスタッフは、駐車譲誘導の配置につき、14:00過ぎからは、ご案内をさせて頂いた皆様が続々と来場されて、小樽商工会議所としりべしツーリズムサポートの受付は大忙し。
 本フォーラムは、建築士会継続能力開発(CPD)認定プログラムにもなっていて嬉しいことに後志管内で漁場建築のメンテナンスにかかわる大工さんも参加いただいて。
 
 15:00
 さあ、北後志風土ツーリズム協議会のスタッフが準備に準備を重ねてきた「建設業と地域の元気回復助成事業・小樽・茨木家中出張番屋修復工事顛末記フォーラム」の開始です。

番屋竣工式フォーラム開始
 小樽市長・小樽商工会議所会頭・小樽商科大学学長と小樽の産学官のトップが顔を揃えられ、それに関係官庁、北後志風土ツーリズム協議会構成団体、小樽市建築師会、祝津町民、そして茨木家中出張番屋修復工事に興味を持たれる多くの方々に参加を頂きました。
 08_paneler.jpg
 フォーラムのパネラー陣、
 右から
 北海道職業能力開発大学・建築科・准教授 駒木定正氏
 北海道職業能力開発大学・建築施工システム技術科1年 瀬川一人氏
 北海道職業能力開発大学・建築施工システム技術科1年 木村朋実氏
 山之内建築研究所 代表 山之内裕一氏
 株式会社 山谷建築店 建築部長 大坂靖博氏
の5氏。

 09_kawase.jpg
 駒木定正准教授のコーディネイトで、まず最初に北海道職業能力開発大学・建築施工システム技術科1年 瀬川一人氏が、駒木研究室で過去野外調査の概要を報告。
 初々しい学生さんの報告に皆さん耳を傾けられて。

10_ms.jpg
 続いて、北海道職業能力開発大学・建築施工システム技術科1年 木村朋実氏による図面作成とそのための実測調査での様々な発見を学生さんらしく素直に報告。


11_folum_sceen.jpg
 圧倒的な番屋空間。
 何の虚飾もなく実用に裏打ちされた直截なつくりに圧倒されながら、パネラーの語りに耳を傾ける参加者の皆さん。

12_paneler02.jpg
 学生さんと山之内建築研究所代表・山之内裕一氏の茨木家中出張番屋を巡る運命的出会いの報告の後、駒木准教授と工事現場を采配された株式会社 山谷建築店 建築部長 大坂靖博氏の絶妙のコンビで工事の四方山話に華が咲きます。 
 開始直前、パネラーなど苦手と朝食も喉が通らなかったと言っておられた大坂部長は、粉基準教授の問いかけに次々に苦労話を披露されて(^^)
 このフォーラムの内容はこれからテープ起こしされ、報告書が作成されます。
 実に実のあるフォーラムでした。

 フォーラムの間にも、NTTさんの電柱移設工事はどんどん進んで

電柱移設

 一度会場をセットし直して、16:00から竣工式が開催されました。
 玄関の三和土を挟んで、住居部囲炉裏の間に設置された祭壇に向かって参列の皆さんが着席され、小樽恵美須神社の木村文彦宮司によって執り行われました。


番屋竣工式

 木村宮司が修祓の儀、降神の儀、献饌の儀を執り行いまして、玉串奉奠に入ります。

 小樽市長 山田 勝麿様
 北海道開発局事業振興部 建設産業課 課長 伴 政道様
 にしんルネサンス実行委員会 会長 打越東亜夫様
 松前・上ノ国・江差三町広域観光推進協議会「北海道歴史倶楽部」会長 疋田 清美様
 国立大学法人 小樽商科大学 学長 山本 眞樹夫様
 祝津町会会長 眦 好一様
 小樽市漁業協同組合祝津地区 区長 佐藤 誠剛様
 恵比須神社氏子会 会長 大高康弘様
 北海道旅客鉄道株式会社 小樽駅長 安藤 昭彦様
 小樽建設事業協会 会長 中野 豊様
 祝津たなげ会 会長 鈴木 忠昭様
 祝津龍泉寺護持会 会長 国谷 一成様
 北海道職業能力開発大学 准教授 駒木定正様
 株式会社 山谷建築店 代表取締役社長 山谷憲太郎様
 株式会社 山谷建築店 建築部長 大坂靖博様
 山之内建築研究所 代表 山之内裕一様
の順でお参り頂き、最後に
 北後志風土ツーリズム協議会 事業管理者 小樽商工会議所 会頭 鎌田 力様
と一緒に参列者の皆様全員でお参りを頂き、祝詞奏上、撒饌の儀、昇神の儀を執り行い、神事を無事終了いたしました。

 これから、本茨木家中出張番屋を活用管理していただく祝津町会はじめ町内主要団体の役員幹部の皆さんには、丁度恵美須神社祭りの宵宮の準備があるにもかかわらず多数の参列を頂きまして、これからの番屋活用が大変心強く印象づけられました。

つづいて屋外に移り、茨木家中出張番屋南側にせっちされた「にしん街道」標柱の除幕式を執り行わせて頂きました。

jimakusiki
 北海道松前から稚内までの700km、32市町村にニシン文化を伝承し街道観光として連携を推進しようと五年前から「ニシン標柱」を各町に設置する運動を進めてきた「ニシンルネサンスリー実行委員会」を代表し、江差町からわざわざ出向いていただいた「打越東亜夫」会長のご挨拶を頂きました。
 松前からスタートしたこの「ニシン街道標柱」設置運動は、小樽が19番目の設置市町村となりまして、表書き・山田市長、裏書き・鎌田会頭によって墨書していただいたことが紹介され、
 小樽市長 山田 勝麿様
 祝津町会会長 眦 好一様
 祝津たなげ会 会長 鈴木 忠昭様
が向かって左に、
 北後志風土ツーリズム協議会事業管理者 小樽商工会議所 会頭 鎌田 力様
 にしんルネサンス実行委員会 会長 打越東亜夫様
 松前・上ノ国・江差三町広域観光推進協議会「北海道歴史倶楽部」会長 疋田 清美様
が向かって右にお並び頂き、司会の「どうぞ」かけ声で見事除幕されまして、ヤンヤの拍手。

nisinn
 3mの「にしん街道 小樽市」標柱と説明板。
 標柱の後ろには、茨木家中出張番屋に収蔵されたいたニシン漁最盛期の頃使用された錨7本をそのまま末広がりに設置してオブジェとしました。

説明板
 説明板にはニシンの絵を背景に、設置した北後志風土ツーリズム協議会が説明文を刻み、

裏書きと鰊漁時の錨を活用したオブジェ
 標柱には会頭が墨書した北後志風土ツーリズム協議会事業管理者・小樽商工会議所会頭鎌田力と設置年月日が黒々と。
 そして、標柱を後ろから取り囲むように末広がりに配置された、圧倒する錨がオブジェとして据え付けられております。
 茨木家中出張番屋収納物から発見された7本の錨、巻かれた縄も汚れているので取るかという意見もありましたが、使用された当時のままを茨木家中出張番屋に来訪された方々にご理解頂くために一切手を加えておりません。

 鎌田会頭さんが、皆さんが番屋で開催される懇親会会場に移動されても、お一人で残られ、自分の墨書を確かめるように眺められておられたのが印象的でした。

番屋をバックににしん華道標柱
 これからは、この「にしん街道」標柱が茨木家中出張番屋の目印になっていくのでしょう。
 
夕月
 祝津の前浜にお月様が。
 明日は部分日食が見られるといいます、心持ち赤みが強い今夜のお月様。

ご来賓
 さあ、これからは懇親交流会。
 ご来賓も江差松前からのお客様も祝津町内会も皆一緒に肩を並べての懇親です。

町内
 畳み座敷では座りきれず、神棚の前の囲炉裏席でも懇親。
 囲炉裏席、絵になるんです。
 祝津・青塚食堂さん提供の、焼きニシンと焼きホタテ、
 祝津・入久三浦水産さんの酒肴、
 祝津漁協婦人部さんの手作り浜鍋と刺身とオードブルお料理に、皆さん舌鼓。

民謡
 ニシン番屋の茨木家中出張番屋で懇親会となると欠かせないのは、民謡。
 歌い手:第7回江差追分日本一 杉野忠勝先生
 尺八 :北海道民謡連盟公認尺八大師範 藤谷 道星先生
 三味線:北海道民謡連盟公認三味線大師範 杉野 金聖先生
によって、茨木家中出張番屋に響き渡る民謡の数々に、皆さん拍子をとっての堪能。
 ニシン番屋の茨木家中出張番屋で懇親会となると欠かせないのは、民謡。
 歌い手:第7回江差追分日本一 杉野忠勝先生
 尺八 :北海道民 謡連盟公認尺八大師範 藤谷 道星先生
 三味線:北海道民謡連盟公認三味線大師範 杉野 金聖先生
によって、茨木家中出張番屋に響き渡る民謡の数々に、皆さん拍子をとっての堪能。

 事務局は、ここまで来てやっと外で一服。
 祝 津の前浜の番屋から賑やかな語らいの声と民謡が流れでます。
 誰かが、
 「建物から音が流れるって、こんな素晴らしいことだったのか」
と。  本当にそうです。

 建設業と地域の元気回復助成事業の祝津地区漁場建築修復と地域振興に関する事業は、こうして竣工式を無事滞りなく終 えることができました。

 ・・・仏=茨木家中出張番屋の修復はなりました。
 これからの、魂を茨木家中出張番屋に入れる役は、祝 津町会さん、祝津・たなげ会さんが主人公でやって頂くことになります。

 竣工式の翌日6月26日の一般公開には、小樽・札幌・後志から 100人以上の見学を頂き祝津・たなげ会の事務局長さんは大喜び。
 その事務局長さんのところには、町会や祝津・たなげ会には、茨木家中出張番屋 の使用の問い合わせが来ているのだそうです。 
 早急に茨木家中出張番屋の運営方法が、これから話し合われなければなりません。
 こう やって祝津エリアに多くの方々に来訪していただく機会が増えていくことで、祝津を元気にして行けたらと希望が湧いてきます。

 この茨木家 中出張番屋竣工まで、所有者・茨木誠一様の全面的なご協力を筆頭に、様々な場面でご協力を頂いた多くの方々に、心から感謝申し上げます。
 定員の都合でお招き出来なかった方々におかれましてはお許しを頂きたく、別の機会にゆっくり見学して頂ければと、伏してお願い申し上げます。

 
| Posted by 北後志@風土ツーリズム協議会 | comments(0) | trackbacks(0) | 茨木家中出張番屋修復工事 |

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