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201004024 工事視察

JUGEMテーマ:観光まちづくり
  札幌側屋根部分破損状況
 工事が始まる前、冬期間の茨木家中出張番屋を札幌側からみる。
 ブルーシートで養生しているが、ハッキリ大屋根がくの字になって、軒が崩れ落ちかけているのがわかる。
 それが・・・
札幌部分大屋根補修工事1

 内部工事が先に入り、雪が溶けてまず大屋根修復工事から着手。
 折れて垂れ下がっていた軒を全部新品にして屋根をしっかり支える。
 足場の手前に、創建当初はなかったトイレが外部に新設されていたが、

破損倒壊寸前のトイレット

 それが老朽化破損し、外側に倒れ込み、それが大屋根を引っ張り、屋根を支える屋根組みの柱まで歪めていた、それを綺麗に撤去し、創建当時の外観に復原する。

さっpろが我大屋根トタン葺き工事

 それがこんなに綺麗に修復されて!
 以下は、茨木家中出張番屋修復工事の設計監理をされる山之内建築兼研究所ブログ・住まいづくりYYAAの4月23日の記事から転載させていただきました。)

 ・・・ 落雪防止屋根工法
 23日午後、小樽へ向かう。発注者主催の会議があり、監理者として工事の進 捗状況などを報告した。現在、鰊番屋現場は外部の屋根板金工事、そして内部はネダイ等の修復工事にかかっている。
 屋根は厚0.35mmのガルバリウム鋼板の落雪防止屋根工法、いわゆるステイルーフ。
軒先の積雪荷重を軽減するため、軒先約1m部分は雪が滑りやすく積もりにくい横葺きとした。
 今回の修復工事は、建物のおよそ半分を地域の町内会館として使用する。そもそも明治末期に作られた魚場建築に断熱など期待できるはずもない。既存の大屋根 の中に、断熱材で囲われた町内会館部分をいわば「入れ子」として設けている。

茨木家中出張番屋、新サッシ
 ↑ この部分では、しっかりと床・壁・天井を断熱し、弱点となる窓は高性能なトリプルガラス入りの木製断熱サッシを入れた。
 (↑ 画像は、茨木家中出張番屋修復工事の設計監理をされる山之内建築兼研究所ブログ・住まいづくりYYAA4月23日記事から転載させていただきました。)
 
札幌側電柱
 これから道路側の大屋根トタン葺き工事になるのです。
 電柱が・・・

茨木家本宅赤板塀
 これで、札幌側40m暗い離れていた茨木家元場(本宅)に負けない復原になる。
 本宅の庭を囲む赤の板塀が一層綺麗にみえます。

茨木家中出張番屋正面大屋根破損部分

 茨木家中出張番屋正面、玄関上部の大屋根も、暖房機肺炎部分から雪解け水で破損していき、軒が折れ屋根の軒が垂れ下がってました。

大屋根天井板補修1
それを内部から天井板を新規に取替て修復します。

大屋根天井板補修2
垂れ下がっていた軒の部分の天井板もこの通り取り替えられて。

寄棟屋根組み破損部分
さあ、寄せ棟の大屋根を支える5本の小屋組み。
良く見ると・・・・
寄棟屋根組み外れ部分
 このとおり、外れかかっていました。
 本当にこの建設業と地域の元気回復助成事業で茨木家中出張番屋修復工事が間に合ったのです。 これが積雪の重さで外れてしまっていたら、大屋根は崩れ落ちていたかもしれません。
 懐中電灯で、大工さんが照らして説明を受けたときは正直、ドキッとしたものです。

寄棟屋根組み外れ部分01
それが完全に修復されたました。

寄棟屋根組み外れ部分修復02

しっかり5本の屋根組がしっかり固定されました。
これでどんな大雪でも大丈夫!

ネダイ修復
広い板間の周囲に設置された、にしん漁の漁夫達が寝た「ネダイ(寝台)」もこの通り補修され、新築に。

ネダイ(寝台)修復2
 麻呂から日が差し、眩しい木の肌です。

屋根裏部屋発見
 創建以降、様々に使われ、昭和30年代以降に設置された新建材の壁や天井板が取り払われて発見できた屋根裏部屋、全部で玄関上部と台所上部2カ所ありました。

台所床下断熱工事

 前記事で紹介した台所の床下、上下水道配管埋設工事も終了し床下には断熱材が。

座敷出窓部分復元工事
 さあ、茨木家中出張番屋の座敷住居部分、それもL字に外壁を出窓で飾った部分の修復工事がいよいよ始まります。


| Posted by 北後志@風土ツーリズム協議会 | comments(0) | trackbacks(0) | 茨木家中出張番屋修復工事 |

2010.04.23 北後志風土ツーリズム協議会第3回協議会開催

JUGEMテーマ:観光まちづくり
第3回協議会
 
 北後志風土ツーリズム協議会の第3回協議会が、2010年5月23日に、小樽商工会議所会議室で開催されました。
 全委員が出席され、新任なった北海道開発局建設産業課・逸見企画官にも初出席頂き、開会。

 第3回協議会議題は、
  1)第2回協議会以降の事業進捗状況について
  2)事業計画・スケジュールおよび経費区分の変更について
  3)協議会規約の改正について
  4)今後のスケジュールについて
の四議題で、それぞれ了解を頂き、滞りなく終了。


 
| Posted by 北後志@風土ツーリズム協議会 | comments(0) | trackbacks(0) | 北後志風土ツーリズム協議会 |

20100417 4/17祝津町会総会、4/20祝津たなげ会総会開催

JUGEMテーマ:観光まちづくり

 祝津町内会が、平成22年度総会を4月17日開催された。
 その総会で、
 (1)任意団体だった祝津町会が、公的性格をもつ「地縁認可団体」申請を小樽市にする。
 (2)その「地縁認可団体」資格を取得して、修復なった茨木家中出張番屋を祝津町会の会館として使用運営していく。
という2つの決定を、総会会議の上議決された。
 この総会決定を受けて、町内会各班長が町内会員を回って歩き、地縁認可団体申請に必要な賛同者署名を集める。

 国の税金から補助されて、茨木家中出張番屋を修復し、祝津活性化のためにそれを地域コミュニティの場として活用していくための条件がこれでクリアされる。
 祝津町会の皆さんの総会決議に 心から拍手を送りたい。

 そして、北後志風土ツーリズム協議会の構成団体の、祝津・たなげ会も平成22年度総会を4月20日に開催し、事業方針を決定された。
 祝津活性化の実働の軸となり、住民・水産関係・水産加工関係・観光関係のオール祝津を体現し、茨木家中出張番屋修復後の活用の企画など、祝津・たなげ会こそがその先頭になって担っていただきたいと、心から思う。
 
22年度たなげ会総会
 ↑ 祝津・たなげ会ホームページから
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北海道新聞2020.04.17地域だよりに茨木家中出張番屋紹介

JUGEMテーマ:観光まちづくり
道新460

 北海道新聞の各支社のデスク・報道部長が担当するコラム「地域だより」に、茨木家中出張番屋修復工事を紹介いただきました。

 着実に、建設業と地域の元気回復助成事業と祝津地区漁場建築修復と地域振興に関する事業、通称「茨木家中出張番屋修復工事」が世間の皆さんに知られていく、うれしい限りです。

 
| Posted by 北後志@風土ツーリズム協議会 | comments(0) | trackbacks(0) | 紹介報道記事 |

20100409 茨木家中出張番屋土地埋蔵物調査と工事進捗具合

JUGEMテーマ:観光まちづくり
外観_燈台側
 2010年4月9日、いよいよ水道管埋設工事が始まるので、小樽市教育委員会の立ち会いの下、番屋敷地内の埋蔵物の有無を調査してもらいました。
 画像、工事用シートで覆われた茨木家中出張番屋の裏手にある丘は、祝津・恵比須神社の拝殿や本殿があり、昔の海岸線はこの茨木家中出張番屋の前の道道部分であったことから、周辺で鏃などの埋蔵物が発見されていることから、埋蔵文化財の可能性もあったのです。
 
 雪は溶け、修復工事はそのピーク。
 
外観_札幌側

 こちらは、茨木家中出張番屋を札幌側見たものです。
 小樽市設営の公共パーキングの看板も、市役所さん、土地所有者と相談し、景観上移動することが了解されております。
 電柱が・・・!
 板間01
 茨木家中出張番屋の板間部分。
 奥にはボイラー室や便所が増設されていたが、破損もひどく建設当初に復原するとなって撤去した後、当初からあったと予想されるネダイ(寝台)棚がこれから新設されます。

 さて、↑の画像の左側の床に注目。
 板間の床が浮いているように見えます。
 が、浮いているのではなく・・・

板間02

 大工さんがいじってみたら一枚一枚が取り外せるようになっていて、固定されてはいないのを発見。 これが板間部分を全部一周するようになっているのです。
 つまり、板間空間に履物を履いたまま入っていけ板間のどこからでも履物を脱いであがれ、かつ、腰掛け食事も取れるようになっていたのです。

板間03取っ手
 
 その証拠に、板と板の間には取っ手が付いていた跡も発見。
 更に、嬉しいことに、茨木家中出張番屋の裏側の崖から、↓の出窓の持ち送りの材が、修復工事を請け負う山谷建築店の大坂部長さんが発見してくれたのです。

出窓持ち送り

 4枚が発見されて。
 出窓の持ち送り、障子棚の出窓を支える板です。
 一見簡単な装飾に見えますが、これが新規に製作するとなると手間とお金が! 大坂部長さんは、昔の和船の装飾に似ているから船大工経験のある大工さんが作ったものではないか、と。
 新規に作るよりこれを修理再生した方が、楽でお金もかからない、と。
 もう、茨木家中出張番屋修復工事を担当する大坂部長も修復工事にハマッてきています。
 いいことです。嬉しいことです。

住居01

 茨木家中出張番屋北側、和風座敷部分でもあらたな発見が。
 この和風座敷・住居部分は縦に2列6室の畳み座敷だったのですが、畳みを剥がし、床下を調べると・・、囲炉裏がそのまま出て来まして、竹製の炉鈎まででてきたのです。

住居02
 駒木・北海道職業能力開発大学准教授も、山谷建築店・大坂部長も、設計監理山之内建築研究所所長も、創建当初は板間だったのではないかと、意見一致。

住居03

 この囲炉裏の列は板間に復原し奥の1列3室を畳み座敷にすることに。

 1日中居ても飽きない発見があるのです。

住居北角土台
 住居、前面の道路に面した出窓のある座敷の角の部分の土台あげ、柱の根継工事も終了。
 根継工事作業を見たかった。
 
住居台所床

 茨木家中出張番屋の山側、台所部分の腐った床板を全部剥がし、外壁も補修して。
 ここが台所となり、床下地下に上下水道配管を設置します。

 しかし、上下水道管を埋設するのに、この茨木家中出張番屋周辺で埋蔵文化財が発見されているので、小樽市教育委員会立ち会いのもと、工事のための調査掘削を。

住居台所床下掘削
 大工さんが汗かいて掘り下げていきます。
 調査に立ち会ってくれた教育委員会でお世話になっている事務局も、じっくり見られて、上下水道管埋設OK(^^)
 
 このように、着々と工事は進んでおります。

 
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↑茨木家中出張番屋の修復前と修復後のフォトギャラリーです.是非ご覧ください!

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